
旅行や出張だけでなく、転勤・入院・施設への一時入居などをきっかけに、マンションを長期間留守にすることがあります。
数日程度の不在であれば大きな問題が起こるケースは多くありませんが、1か月、3か月、半年と留守の期間が長くなるにつれて、住まいの異変に気づけないリスクも高まっていきます。
マンションは戸建てに比べて管理されている部分が多い一方、室内の湿気や水回り、設備の異常などは各住戸での管理が必要です。
今回は、マンションを留守にする期間ごとに、どのような点に注意したいのかをご紹介します。
期間別|マンションを留守にする際の主な注意点
| 留守にする期間 | 主な注意点 |
|---|---|
| 数日〜1週間 | 室温・湿度、郵便物、設備の確認漏れ |
| 2週間〜1か月 | 湿気・カビ、排水口の水の減少、におい |
| 1〜3か月 | 封水切れ、害虫、設備異常の発見遅れ |
| 3〜6か月 | カビや臭気の定着、漏水、長期不在の把握 |
| 半年以上 | 設備故障の長期放置、室内状態の悪化、復旧負担 |
※建物の築年数や季節、日当たり、換気設備などによって状況は異なります。
数日〜1週間程度の留守
数日から1週間程度の不在であれば、一般的には出発前の準備をしっかり行うことで対応できることが多いでしょう。
ただし、夏場などは締め切った室内の温度や湿度が高くなりやすいため注意が必要です。
また、郵便物や宅配物がたまり始めることもあります。
気をつけたいこと
- 室内の温度・湿度の上昇
- 生ごみや食品によるにおい
- 郵便物や宅配物
- 水栓や家電などの確認漏れ
- 不在中に発生した設備トラブルの発見遅れ
短期間の留守であっても、出発前に水回りや電気製品、窓・玄関の施錠などを一通り確認しておくことが大切です。
2週間〜1か月程度の留守
不在期間が数週間になると、室内を使用しないことによる変化が少しずつ現れやすくなります。
特に気をつけたいのが、換気されないことによる湿気や、水回りを長期間使用しないことによる変化です。
気をつけたいこと
- 湿気やカビ
- 室内のこもったにおい
- 排水口の水の減少
- ホコリの蓄積
- 郵便物の増加
- 設備異常の発見遅れ
浴室、洗面所、キッチンなどの排水口には、下水からの臭いや虫の侵入を防ぐために「封水」と呼ばれる水がたまっています。
長期間水を流さない状態が続くと、この水が少しずつ蒸発することがあります。
参考:東京都下水道局「洗面台や台所に、においが逆流してくる」
1〜3か月程度の留守
1か月を超える長期不在になると、出発前の対策だけではなく、途中で一度住まいの状態を確認することも検討したい期間です。
異常が起こること自体よりも、「異常に気づけない期間が長くなる」ことが大きな問題になります。
気をつけたいこと
- 排水トラップの封水切れ
- 下水臭などの発生
- カビや湿気
- 害虫の侵入
- 給排水設備の不具合
- 室内設備の異常
- 郵便物の長期滞留
例えば、小さな漏水や設備の異常であっても、普段生活していればすぐに気づくことができます。
しかし、誰も住んでいない状態では、異常が起きても発見されないまま時間が経過してしまう可能性があります。
3〜6か月程度の留守
数か月単位で住まいを空ける場合は、定期的な確認をしておくことをおすすめします。
マンションは建物そのものの管理を管理会社や管理組合が行っていても、各住戸の室内まで定期的に確認してくれるわけではありません。
気をつけたいこと
- カビや臭気の定着
- 水回りの状態悪化
- 害虫の発生・侵入
- 給排水設備からの漏水
- 家電や設備の異常
- 長期間不在であることが外部から分かる状態
- 管理会社などからの連絡への対応
特に漏水は、自宅だけでなく階下の住戸にも影響する可能性があります。
長期不在の場合は、「何か起きていないか」を定期的に確認できる状態をつくっておくことが重要です。
半年以上の長期不在
半年以上になると、「一時的な留守」というよりも、長期間使用していない住宅として管理を考えた方がよいケースもあります。
問題になるのは、不在期間そのものだけではありません。
小さな異常を長期間発見できないことによって、修理や清掃の負担が大きくなる可能性があることです。
気をつけたいこと
- カビ・湿気の長期化
- 排水口や水回りの状態
- 害虫の侵入や発生
- 設備故障の長期放置
- 漏水などの発見遅れ
- 郵便物や室内の管理
- 将来再び住む際の清掃・整備負担
将来的に自宅へ戻る予定がある場合は特に、現在の状態をできるだけ維持しておくことが大切です。
マンションの長期不在は安心とは限りません
マンションには、
- オートロック
- 管理人
- 防犯カメラ
- 共用部の清掃
- 建物設備の管理
など、戸建てにはない安心材料があります。
一方で、これらは基本的に建物や共用部分の管理です。
各住戸の室内については、所有者や居住者自身で管理する必要があります。
そのため、
「管理人がいるから大丈夫」
「マンションだから長期間空けても問題ない」
とは必ずしも言い切れません。
長期間留守にする場合は「異常がないか確認できる状態」を
住まいの状態は、建物の築年数、季節、日当たり、換気設備、室内環境などによって異なります。
そのため、「何か月留守にすると必ず問題が起きる」というものではありません。
大切なのは、留守が長くなるほど、何か起きたときに発見が遅れる可能性が高くなるという点です。
数日〜1週間程度であれば出発前の準備で対応できることも多いですが、1か月以上の長期不在になる場合は、家族や知人、専門サービスなどによって定期的に住まいの状態を確認できる体制をつくっておくと安心です。
長期不在中の住まいが気になる方へ
Primo Solareでは、転勤・入院・長期出張などでご自宅を長期間留守にされる方に向けて、空き家・不在宅の定期管理を行っています。
室内外の状態確認をはじめ、通風、水回りの確認、簡易清掃などを行い、訪問時の状態を写真とともにご報告します。
「何か月留守にする予定だけれど、どの程度の管理が必要かわからない」
「遠方にいて、自宅の様子を見に行けない」
といった段階でもご相談いただけます。
長期間留守にする住まいについて気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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