
親の施設入居や相続、転勤などをきっかけに実家が空き家になったとき、「まず何をすればよいのか分からない」と悩む方は少なくありません。
人が住まなくなった住宅は、郵便物の滞留、雑草や庭木の繁茂、室内の湿気、雨漏り、害虫・害獣の発生など、さまざまな問題が起こりやすくなります。放置する期間が長くなるほど、建物の状態悪化や近隣への影響につながる可能性もあります。
この記事では、実家が空き家になったときに最初に確認することや、管理・売却・防犯について考える際のポイントを順番に解説します。
1.まずは実家の現在の状態を確認する
実家が空き家になったら、最初に建物や敷地の状態を確認しましょう。しばらく訪れていなかった場合は、外から見ただけでは分からない問題が起きていることもあります。
確認しておきたい主な項目は次のとおりです。
- 郵便物やチラシがたまっていないか
- 玄関や窓に破損・施錠忘れがないか
- 雑草や庭木が伸びていないか
- 外壁や屋根に目立つ破損がないか
- 室内に雨漏り、カビ、異臭がないか
- 水道管や排水口に異常がないか
- 害虫・害獣が侵入した形跡がないか
異常が見つかった場所は、写真を撮って記録しておくと、その後の修繕や管理方法を検討しやすくなります。
2.郵便物や重要な連絡先を整理する
郵便受けに郵便物やチラシがたまっていると、長期間人が出入りしていないことが外から分かりやすくなります。防犯面でも好ましくないため、早めに回収しましょう。
今後も空き家の状態が続く場合は、郵便局の転居・転送サービスを利用するほか、金融機関、保険会社、自治体などに登録している住所の変更も検討します。
また、近隣住民や管理会社などに連絡先を伝えられる状況であれば、建物の異常や不審な出来事があった際に連絡を受けられる体制を整えておくと安心です。
3.電気・水道・ガスの契約状況を確認する
空き家になったからといって、電気や水道をすべてすぐに解約するのが最適とは限りません。
電気は、室内確認時の照明や防犯設備などに必要になる場合があります。水道も、排水口からの悪臭や害虫の侵入を防ぐための通水、簡易清掃などで使用することがあります。一方、ガスを使用する予定がなければ、停止を検討します。
今後の管理方法や売却予定を踏まえ、継続する契約と停止する契約を整理しましょう。ブレーカーや元栓を閉める場合は、防犯機器や警報器などに影響がないかも事前に確認することが大切です。
4.今後の利用方針を家族で話し合う
建物の状態を確認したら、実家を今後どのように扱うのか、家族や関係者で話し合いましょう。
主な選択肢には、次のようなものがあります。
- 将来、自分や家族が住む
- 定期的に管理しながら保有する
- 賃貸住宅として活用する
- 建物や土地を売却する
- 解体や土地活用を検討する
すぐに結論を出せない場合でも、検討している間の管理は必要です。「誰が・どのくらいの頻度で確認するのか」を決め、管理する人がいない状態を避けましょう。
5.空き家を定期的に確認する
今後の方針が決まるまでの間も、空き家をそのまま放置せず、定期的に状態を確認することが大切です。
巡回時には、主に次のような作業を行います。
- 建物の外観や敷地の確認
- 郵便物や投函物の回収
- 玄関や窓の施錠確認
- 室内の通風と湿気の確認
- 蛇口や排水口の通水
- 雨漏り、カビ、異臭の確認
- 害虫・害獣の痕跡確認
- 室内外の簡易清掃
- 雑草や庭木の状態確認
確認した場所を毎回同じ角度から撮影して記録しておくと、建物の変化や異常を早期に把握しやすくなります。
6.防犯対策を行う
空き家は、人の出入りが少ないことが分かると、不法侵入やいたずらなどの対象になる可能性があります。まずは、玄関・勝手口・窓の施錠状態を確認し、破損している鍵や窓があれば早めに修理しましょう。
郵便物をためない、庭木や雑草を放置しない、定期的に建物を訪れるなど、人の手が入っている状態を保つことも大切です。
必要に応じて、センサーライトや防犯カメラなどの設置も検討します。防犯設備を設置した後も任せきりにせず、正常に作動しているか定期的に確認しましょう。
7.売却を検討する場合は建物を整える
実家を売却する場合は、不動産会社へ相談する前後に、建物や敷地の状態を確認しておきましょう。
売却前に確認したい主な項目は次のとおりです。
- 室内に残された家財や不要品
- 庭の雑草や伸びすぎた庭木
- 室内の汚れやにおい
- 雨漏りや水回りの不具合
- 害虫・害獣の痕跡
- 玄関や窓などの破損
- 外観から目立つ劣化や汚れ
すべてを大規模に改修する必要があるとは限りません。まずは状態を把握し、不動産会社などにも確認しながら、清掃や除草、簡易的な補修など、必要な範囲から整えていくことが大切です。
8.定期的な訪問が難しい場合は管理サービスを検討する
実家が遠方にある場合や、仕事・家庭の事情で定期的に訪問できない場合は、空き家管理サービスを利用する方法があります。
空き家管理サービスでは、建物の外観や室内の確認、通風、通水、郵便物の確認、簡易清掃などを行い、写真付きの報告を受けられるのが一般的です。
依頼先を選ぶ際は、次の点を確認しましょう。
- 巡回時に確認してもらえる内容
- 訪問の頻度と作業時間
- 写真や報告書の内容
- 基本料金に含まれる作業
- 追加料金が発生する条件
- 対応できる地域
- 異常が見つかった場合の連絡方法
サービス内容を比較し、建物の状態や今後の利用方針に合った管理方法を選ぶことが大切です。
まとめ|実家が空き家になったら早めの確認と継続的な管理を
実家が空き家になったら、まずは建物や敷地の状態を確認し、郵便物、ライフライン、防犯面などを整理しましょう。そのうえで、保有・活用・売却など、今後の方針を家族で話し合うことが大切です。
方針が決まるまでの間も、建物の劣化や異常を早期に発見できるよう、定期的な巡回と記録を続ける必要があります。
Primo Solareでは、空き家・不在宅の外観確認、室内確認、通風、通水、簡易清掃などを行い、写真付きで状況をご報告しています。
ご自身やご家族での定期的な管理が難しい場合は、お気軽にご相談ください。通常の対応エリア外についてもご相談いただけますが、物件までの距離により別途交通費が発生する場合があります。
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