
台風による強風や大雨は、空き家の屋根、雨どい、窓、庭木などに被害を与える可能性があります。人が住んでいない住宅では異常の発見が遅れやすく、雨漏りや飛散物、倒木などの被害が広がることもあります。
被害を抑えるためには、台風が接近する前に危険な箇所を確認し、通過後も安全を確保したうえで建物や敷地の状態を点検することが大切です。
この記事では、空き家の台風対策として、台風前後に確認したい8つのポイントを分かりやすく解説します。
1.屋根・外壁・雨どいを地上から確認する
台風が接近する前に、屋根や外壁、雨どいに目立つ破損や外れがないか確認しましょう。瓦や屋根材のずれ、外壁のひび、雨どいの傾きなどがあると、強風や大雨によって被害が広がる可能性があります。
確認する際は屋根へ登らず、必ず地上の安全な場所から目視します。高い場所や見えにくい箇所に異常が疑われる場合は、自分で確認しようとせず、専門業者へ相談しましょう。
異常が見つからなかった場合も、建物全体を写真に残しておくと、台風通過後の状態と比較しやすくなります。
2.窓・雨戸・玄関扉の状態を確認する
窓や玄関扉が完全に閉まっていないと、強風で開いたり、隙間から雨水が入り込んだりする可能性があります。すべての窓、雨戸、シャッター、玄関、勝手口を確認し、確実に閉めて施錠しましょう。
窓ガラスのひび、サッシのゆがみ、雨戸やシャッターの動作不良がある場合は、台風が接近する前に修理を検討します。
雨戸やシャッターがない窓についても、周囲に飛ばされやすい物がないか確認してください。無理な応急処置は避け、破損が疑われる場合は専門業者へ相談することが大切です。
3.屋外の飛ばされやすい物を片づける
植木鉢、物干し竿、バケツ、清掃用具、自転車のカバーなど、屋外に置かれた物は強風で飛ばされる可能性があります。飛散すると窓や外壁を破損させるだけでなく、道路や隣地へ飛び、周囲に被害を与えるおそれもあります。
台風が接近する前に、移動できる物は室内や物置へ収納しましょう。移動できない物は、風を受けにくい場所へ移し、固定状態を確認します。
敷地内に不要品やごみが残されている場合も、この機会に整理してください。台風の接近が迫ってから屋外作業を行うのは危険なため、天候が穏やかなうちに対応することが大切です。
4.庭木や枝の状態を確認する
伸びすぎた庭木や弱った枝は、強風によって折れたり倒れたりする可能性があります。道路や隣地へはみ出した枝が飛散すると、通行人や車、近隣の建物へ被害を与えるおそれもあります。
台風が接近する前に、枯れ枝、折れかけた枝、傾いている木、支柱のぐらつきなどを確認しましょう。必要に応じて剪定や固定を行い、敷地周辺の見通しも確保します。
高い木や太い枝の作業は、落下や転倒の危険があります。脚立や高所での無理な作業は避け、対応が難しい場合は専門業者へ相談してください。
5.排水口や側溝の詰まりを取り除く
排水口や側溝に落ち葉、土、ごみなどがたまっていると、大雨の際に水が流れにくくなり、敷地内への浸水や水たまりの原因になることがあります。
建物の周囲、玄関前、ベランダ、庭などにある排水口を確認し、安全に取り除ける範囲で詰まりを清掃しましょう。雨どいの排水先がふさがれていないかも併せて確認します。
側溝のふたが重い場合や、深い場所に詰まりがある場合は、無理に持ち上げたり手を入れたりせず、管理者や専門業者へ相談してください。作業は必ず台風が接近する前の、天候が安定しているときに行いましょう。
6.台風通過後は安全を確認してから外観を点検する
台風が通過した直後は、強い風や大雨が残っていることがあります。気象情報を確認し、周囲の安全が確保されるまでは物件へ近づかないようにしましょう。
安全を確認できたら、屋根材や雨どいの落下、外壁や窓の破損、門扉やフェンスの傾き、庭木の倒れ込み、敷地内の飛散物などを地上から点検します。
切れた電線、傾いた電柱、大きな倒木などを見つけた場合は、近づいたり触れたりせず、電力会社や道路管理者などへ連絡してください。台風後も屋根へ登ることは避け、必要な場合は専門業者に確認を依頼しましょう。
7.室内の雨漏りや湿気を確認する
外観に大きな異常が見られなくても、屋根、外壁、窓の隙間などから室内へ雨水が入り込んでいる場合があります。
天井や壁の染み、壁紙の浮き、窓まわりの水滴、床の濡れ、カビ臭や異臭がないか確認しましょう。押し入れや収納、普段閉め切っている部屋なども見落とさないようにします。
濡れている場所を見つけたら、状態と位置が分かる写真を撮り、可能な範囲で水分を拭き取ります。ただし、漏電のおそれがある設備や濡れた電気機器には触れず、原因の調査や修理は専門業者へ相談してください。
8.異常を写真で記録し早めに対応する
台風前後の建物や敷地を同じ位置・角度から撮影しておくと、屋根や外壁、庭木などの変化を比較しやすくなります。
異常を見つけた場合は、建物全体、異常がある場所、破損部分の状態が分かる写真を残しましょう。発見した日時や天候、被害の範囲も記録しておくと、修繕業者や保険会社へ状況を伝える際に役立ちます。
小さな雨染みやひびでも、そのまま放置すると被害が広がる可能性があります。応急処置だけで済ませず、必要に応じて専門業者や保険会社へ早めに相談することが大切です。
まとめ|空き家の台風対策は事前準備と通過後の確認が大切
空き家の台風対策では、台風が接近する前に屋根や外壁、窓、庭木、排水口などを確認し、飛ばされやすい物を片づけておくことが大切です。
台風通過後は、気象情報と周囲の安全を確認してから、建物の外観や室内の雨漏りなどを点検しましょう。異常が見つかった場合は写真を残し、被害が広がる前に専門業者や保険会社へ相談します。
Primo Solareでは、空き家・不在宅の外観確認、室内確認、庭木や敷地の状態確認などを行い、写真付きで状況をご報告しています。台風前後の確認についても、内容や日程に応じてご相談いただけます。
遠方にお住まいで定期的な訪問が難しい場合は、お気軽にお問い合わせください。通常の対応エリア外についてもご相談いただけますが、物件までの距離により別途交通費が発生する場合があります。
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